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■■ 決算公告する非上場企業
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2008.03.06【20面】━
◆コーチングを機能させる前提は、相手との信頼関係を築くことが
前提として必要となる。そのために、相手を認め、しっかりと耳を
傾ける(聴く)スキルを用いる。
◆しかし、それだけでは十分ではない。コーチングといえば、「聴
く」「質問する」が中心的なスキルと思われがちだが、併せて、コー
チが自分自身のことを話す必要もある。
◆いわゆる「自己開示」することも大切なのだ。コーチが自分自身
のことを包み隠さず話してくれるから、相手も自分のことを話そう
という気になる。信頼関係は、そのようにして築かれる。
◆コーチング初心者は、一方的に質問攻めをするから失敗する。相
手からすれば、自分のことばかり根堀り葉堀り聞かれるのは、居心
地が悪い。
◆「信頼」の反対は「警戒」だ。相手が何を考えているのかわから
なければ、当然、警戒する。逆に、コーチ側が自己開示すれば、
「何を考えているのか」がわかるので、警戒を解き、信頼モードに
入りやすくなる。
◆信頼関係づくりがビジネスの上で重要だとすれば、個人としてば
かりでなく、企業としての「自己開示」も必要なのだろう。いわゆ
る「情報開示」が大切なわけだ。
◆6日付けの日経産業新聞に、「決算公告する非上場企業」につい
ての記事が掲載されている。「会社法はすべての株式会社に決算公
告を義務づけている」のだが、実際に「決算公告をしている非上場
企業はごくわずかだ」という。
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■■ 情報開示というリスク対策
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●記事は「情報開示は社会の信頼を得る第一歩」だとして、2社の
事例を紹介している。まず一つは「コンピューター周辺機器の販売
や家庭内の光ファイバー設定業務代行などを手がけるアール・アイ
・ビー(RIB)」という会社だ。
●同社は2007年7月に設立されたばかりで、初年度(12月決算)の
「最終損益は約327万円の赤字だった」という。初年度だから赤字
は仕方ないのだが、とは言え、赤字決算を世間に公表するのは勇気
のいることだ。
●RIBの松本伸一社長によれば、前職で販売先の経営破綻で売掛
金を回収できなかったという苦い経験があるそうだ。そこで情報開
示の大切さを感じ、決算の公告に踏み切った。
●もう一社は、スプラムという会社で、「中小企業のIT戦略を助
言する」事業を行なっている。同社の竹内幸次社長は「公開イコー
ル信用、非公開イコール不信感という時代の流れを感じた」とのこ
とで、決算公告を始めている。スプラムの場合、「財務体質は極め
て健全だ」とわかる。
●記事も指摘しているが、最低資本金規制が撤廃された結果、「株
式会社」だからといって信用が得られるわけでもなくなっている。
となれば、決算公告をする意義もあるのだろう。
●一方、記事は、「赤字になったときは大手企業から取引を切られ
る。利益が出ているときは値引き要請が強くなる」という東京都内
の運送会社経営者のコメントも紹介している。情報開示をためらう
理由として、理解できる。
●個人間でも、「自己開示」をするのは勇気がいることだ。「こん
なことを話したら、相手が引いてしまうかも知れない」。そのよう
な不安を感じたりもする。しかし結果がどうあれ、何でも包み隠さ
ず話せるような人生を送ろうという気にはなる。
●RIBの松本社長は、赤字決算を公告しつつも「これから良くなっ
ていく姿を見てほしい」と語っている。また、「悪い情報まで包み
隠さずに公表すれば、取引先の信頼も得やすくなる」、従業員を雇
うにあたり、「透明性の高い会社なら気持ちよく働いてもらえる」、
「決算をガラス張りにすれば社長が会社のお金を私的に使うことを
防ぐ効果もある」。
●企業等の不祥事の謝罪会見では、正直に情報開示がなされないこ
とが、ますますイメージダウンを招いていたりする。「隠蔽体質」
が骨の髄までしみついていると、いざという時に適切な情報開示を
することができない。
●個人でも、見栄を張ることで、身を持ち崩してしまうケースがあ
る。企業も同様だ。考えてみれば、決算公告も含め、日頃から情報
開示を積極的に進めることは、最良のリスク対策になるのかも知れ
ない。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、社内外に対し、どこまで情報開示をしているだ
ろうか。情報隠匿は不信感を呼び起こす。情報開示は信頼を得るた
めに効果的だ。さらに、最良のリスク対策としても、情報開示をと
らえてみよう。
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