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2008年4月17日 通巻1805号

観光客に脳年齢測定テスト > 「共通点」でコミュニケーション

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■■   観光客に脳年齢測定テスト
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━━━━━ 情報源:日本経済新聞(長野) 2008.04.17【3面】━

◆初対面の相手と話をする時は、互いの共通点をみつけ、それを何
か共通する趣味などを話題にするのがよい。同じ趣味でもあれば、
あっという間に親しくなれたりする。

◆互いに関心の高い話題があれば、相手との会話を盛り上げるため
の材料となる。コミュニケーションの達人は、相手の関心事を見極
め、上手に会話の話題を選択する。

◆「共通の関心事」が個人間のコミュニケーションに貢献するので
あれば、ビジネスでもその仕組みを活用できるはずだ。顧客との良
好なコミュニケーションは、ビジネスの成功に欠かせない。

◆そもそも、顧客が欲しい商品と企業が提供する商品とが「共通」
でなければ、ビジネスは成立しない。しかし、商品に関するコミュ
ニケーションは、売り手と買い手との間の最低限のやりとりに過ぎ
ない。

◆それ以上のコミュニケーションを図るには、一般的な立場関係か
ら見て、売り手が買い手の関心事に歩み寄ることが必要となる。で
は、買い手の「関心事」とは何なのか。

◆それを考えた上でよく使われるのが、「今話題の・・」という冠
言葉だ。「今話題の・・」はすなわち、一般に関心が高い物事を示
す。当然、多くの買い手にとっても「関心事」のはずだ。

◆17日付けの日本経済新聞長野版に、「脳年齢測定テスト」につい
ての記事が掲載されている。いわゆる「脳トレ」がブームになって
いる中、「蓼科高原集客拡大会議」は「蓼科高原を訪れる観光客を
対象にパソコンを使った脳年齢測定テストを実施している」のだそ
うだ。

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■■   「共通点」でコミュニケーション
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●記事によれば、この「脳年齢測定テスト」の“紙版”が作成され
たという。日経の記事には書かれていないが、地元紙「長野日報」
によれば、「パソコン操作に慣れない高年齢者層や、パソコン設置
台数を上回る大きな団体客の便宜を図る」狙いがある。
http://www.kyodoshi.com/nagano/20080414230405.html

●そもそも、なぜ蓼科高原が「脳年齢測定テスト」なのか。こちら
も「長野日報」に詳しい。「自然体験活動が脳を活性化させる実際
の変化を体験してもらうため」に開発されたとのことだ。

●「蓼科高原集客拡大会議」は、「脳トレツアー」を企画して集客
に活用している。脳トレブームの“便乗”と言ってしまえばそれま
でだが、潜在顧客層の「関心事」をとらえた企画として名案だと言
えるだろう。

●この「脳年齢測定テスト」の「紙版」が登場したことで、「旅館
やホテルでおみやげ用としても販売する」という。「脳トレ」とい
う「関心事」を軸に、そのような展開もできるわけだ。集客拡大と
いうそもそもの目的にもかなう。

●「脳トレ」という潜在顧客層の「関心事」に歩み寄りつつ、それ
に効果がある「自然体験」という地元の強みとが組み合わされた。
それにより、「互いの共通点」が発見され、市場が創造された。

●ブームに“便乗”することを潔しとしない思いもあるかも知れな
い。しかし、とってつけたようなものではなく、自社の強みとの接
点を探ることができれば、意義あるビジネスが生まれる。

●世の中のブームは、潜在顧客とのコミュニケーションを始めるきっ
かけになるかも知れないのだ。自社のリソースとの「互いの共通点」
を探ることをしてみるとよい。

※蓼科高原 脳トレツアー → http://www.chinocci.or.jp/b-tour/

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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、「世の中のブーム」について、どのようなスタ
ンスをとっているだろうか。潜在顧客層とコミュニケーションを図
るチャンスとして、活用することを考えてみよう。自社のリソース
との共通点があれば、有利に展開することもできる。

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