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■■ 地方の店舗で他地域の物産催事
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━━━━━ 情報源:日経MJ(流通新聞) 2008.04.23【5面】━
◆人気を集めている宮崎県の東国原知事が、県産品を懸命に売り込
んでいる姿をよくテレビで見かける。先日は、大阪府の橋下知事が
同様のことをしている姿が放映された。
◆東京にいて地方産品に触れる機会といえば、百貨店などで開催さ
れる物産展がある。いつもかなりの人気を集めている。23日付けの
日経MJ(流通新聞)には、「イオンが各県の名産品などを集めた
物産催事を拡大している」との記事が掲載されている。
◆上述の知事のように、「各自治体がとく産品の売り込みに力を入
れ始めている」という背景がある。イオンの執行取締役によれば、
「以前はこちらからお願いにいってなんとか開催してもらうことも
多かったが、今では自治体が前向きに参加するケースがほとんど」
だそうだ。
◆この手の催事は「地方の名産品を大都市に持ってくるのが常識だっ
た」そうだが、今や「地方の店舗でも特産品のフェアを積極的に開
催し始めている」という。
◆記事では、ジャスコ青森店など「東北地方6県の57店舗で『沖縄
フェア』を開いた」という事例が紹介されている。「地方の店舗で
他の地域の物産催事を開くことはまれだった」そうだから、画期的
なことのようだ。
◆イオン側の狙いとしては、まず「催事による集客効果」がある。
小売業の場合、やはり「目先が変わる」ことが大切だ。それについ
ては、当メルマガで、マルエツの「朝市」に関する記事を取り上げ
たことがある。
http://www.senryakukou.com/mlmg/200802/06asaichi.html
◆もう一つの狙いは「新しい商材を開拓すること」だという。「地
方で優良な商品を見つけてきて」、「期間と店舗が限られた物産催
事などから取り扱いを始めて、徐々に生産量を増やしてもらうといっ
た手段が活用できる」のだという。
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■■ リソースの発掘ルートを確保する
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●小売業では、やはり仕入れが重要だ。売れる商品をいかに探すか
で、実力が問われる。新たな仕入れルートの開拓や優れた商品の発
掘は、常に取り組む課題でもある。
●イオンの場合、物産催事をそれに活用しようというわけだ。単純
に仕入先を探し、話をつけるというのではなく、物産催事の特性を
生かし、システム化していることが興味深い。
●このように、集客効果と商材発掘の両方ができる「一粒で二度お
いしい」取り組みは、非常に魅力的だ。手前味噌だが、私がチーフ
コンサルタントを務める週末起業フォーラムでも、このような「発
掘」の仕組みがある。
●たとえば、フォーラムには多数の会員が在籍しているが、実際に
どのようなビジネスで週末起業に取り組んでいるのか、把握するの
は容易なことではない。
●しかし会員向けの「Eメール相談」のサービスを提供することで、
相談を経由して、個々の会員の実情を知ることができる。何に取り
組んでいるのかがわかるし、何に悩んでいるのか、ニーズを探るこ
ともできる。
●中には、相談時点で既にかなりの成功を収めている会員もいる。
これが「発掘」だ。成功している週末起業家として、詳しく取材さ
せてもらったり、本人の許可を得た上でマスコミに紹介したりする。
●「週末起業家大賞」の企画も、「発掘」に大きく貢献している。
広くエントリーを募集することで、多数の週末起業成功者をみつけ
ることができた。プレスリリースのネタにもなるから、「一粒で何
度もおいしい」。
●人間が食事をしなければ生命を保てないのと同様に、企業も商品
や情報、さらには人材といったリソースを仕入れることを継続しな
ければ、命運が尽きてしまう。
●「仕入れ」の成否が競争の勝敗を決めるとも言えるわけだ。自社
ならではの「仕入れ(発掘)」の仕組みを持つことは、競争優位性
を保つのに貢献することは間違いない。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、リソースを継続的に仕入れたり発掘したりする
独自のルートをどれだけ持っているだろうか。その質や量が、自社
の競争力を左右する。ルート開拓のチャンスを、常に狙っておこう。
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