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■■ 携帯版GREEが恋愛小説を配信
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━━━━━ 情報源:日経MJ(流通新聞)2008.05.14【23面】━
◆消費者作成型メディア、いわゆるCGMのサイトが隆盛だ。コン
テンツをユーザに提供してもらえるというのは、運営者にとっては
何ともありがたい。
◆とは言え、集客力を高めるには、単純にユーザ頼みというだけで
は芸がない。魅力ある独自コンテンツを持った上で、ユーザの参画
をも促すというのが理想なのかも知れない。
◆14日付けの日記MJ(流通新聞)に、「ソーシャル・ネットワー
キング・サービス(SNS)のグリーは、同社の携帯電話向けSN
S『GREE(グリー)』で恋愛小説の配信を始めた」という記事
が掲載されている。
◆「利用者の7割を占める10代〜20代のユーザーにアピールする」
という。また、「利用者が感想を書き込める仕組みでSNSを活性
化し、口コミを広げることで新規会員獲得を狙う」。
◆SNSの仕組みは、ユーザがどんどん参加し、互いがプロフィー
ルを掲示したり、やりとりをすること等でコンテンツを増殖させて
いくというものだ。
◆SNS運営者は、いわば「箱」を提供し、ユーザが「中身」を提
供する。もっとも、「箱」を放置しておくだけでは、なかなか「中
身」が充実してこない。
◆そのような場合、運営者自らがユーザとなり、「中身」を提供し
ていかざるを得なくなることが多い。しかし本当に「中身」を魅力
的にしたいのなら、「なりすまし」的ユーザとして参加するより、
グリーのように“キラーコンテンツ”を組み込む方が効果的だろう。
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■■ 「箱」と「中身」の両方を提供する
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●グリーが配信する恋愛小説は、映画「電車男」や「ラフ」などの
脚本を手がけた金子ありさ氏の書き下ろしによるもの。“キラーコ
ンテンツ”とするなら、これくらい本格的であることが必要なよう
だ。
●運営者として、「箱」だけでなく魅力的な「中身」も提供する。
今やCGMサイトで成功するには、押さえておかなければならない
ポイントとも考えられる。
●興味深いのは、配信された恋愛小説に「感想を書き込める」とい
うことだ。運営者が提供する「中身」は、ユーザに感想を書かせる
ための呼び水となる。一つの「中身」に触発され、さらに「中身」
が増殖していくというのがCGMの良さだ。
●最近は、ニュースサイトでも、閲覧者がコメントを書き込める仕
組みが組み込まれていたりする。ニュースサイトは「中身」が勝負
だが、ユーザに対して書き込み権限を与え、「箱」化を志向してい
るわけだ。
●「箱」のサイトは「中身」を提供するようになり、「中身」のサ
イトは「箱」を提供するようになる。自社のサイトを改善しようと
するのなら、「箱」と「中身」の両方を提供するという方向性が、
一つの観点となるはずだ。
●そう考えると、すべてのサイトはCGM化できるという理屈も成
り立つ。となれば、現在は隆盛を誇るCGMサイトであっても、
「箱」だけしか持たないとすれば、「箱」機能を付加した「中身」
サイトには負けてしまう可能性がある。
●そのような競争環境を意識すると、グリーが魅力的な「中身」を
確保・配信する方向へと舵を切った事情を、より良く理解すること
ができると思う。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業が運営するウェブサイトは「箱」型だろうか、それと
も「中身」型だろうか。今や「箱」と「中身」の両方が必要だ。そ
の観点で、サイトの再構築を考えてみよう。
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