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■■ 食品スーパーの収益力が二極化
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━━━━━ 情報源:日経MJ(流通新聞) 2009.02.08【7面】━
◆ビジネスプランを考える際は、このビジネスでの競争に勝つため
のカギとなるポイントは何か、押さえる必要がある。そのことをK
FS(Key Factor for Success)と呼んだりもする。
◆頭の中で想像することも可能といえば可能だが、できれば、デー
タにより検証したいところだ。その際に役立つのが、同業の複数社
を比較してみることだ。
◆業種によって不況・好況が明確に分かれるケースも多いが、同じ
業界の中でも、業績の良い企業と悪い企業がはっきりと区別される
こともあり、極端な場合は、業績が「二極化」する。
◆対極にあるそれぞれの企業(群)について、ビジネスモデルや戦
略・戦術の特徴がわかれば、それが成否のカギだということがわか
る。競争の「ルール」が判明するわけだ。
◆9日付けの日経MJ(流通新聞)に、「食品スーパーでの収益力
の二極化が鮮明になってきた」という記事が掲載されている。記事
の見出しに「二極化」という言葉があれば、その違いは何なのかを
必ずチェックし、「ルール」を確認してみることだ。
◆食品スーパーの場合、記事によれば、「セールや値下げを強化し
た」企業が「好調を維持している」。その反対に、「対応が遅れ」、
大手の「値下げ攻勢で苦戦を強いられる」ケースが起きているとい
う。
◆結局のところ価格競争か、という話では面白くないのだが、現実
は現実として、受け入れる必要がある。安易なことでは困るが、適
切かつ機敏な値下げ対応は、業績を確保する武器であることは間違
いない。
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■■ 値下げは値札の書き換えではない
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●記事で「好調」として取り上げられているのが、まずマルエツ。
「既存店売上高は昨年12月まで26カ月連続で前年同月を上回り、1
月も増収を維持しもようだ」という。「好調持続の最大のカギは徹
底した低価格戦略」だと記事は解説している。
●また、「オオゼキは直接仕入れなどを拡大し、青果の値引き販売
を実施」したことで、「集客に大きな効果がでている」。「ヤオコー
の2008年4〜12月期連結決算は営業利益が12%伸びた」という。特
売セールの頻繁な実施と「商品の量を減らしてでも単価を下げる手
法を併用している」。
●「一方、売り上げが伸び悩むスーパーも増えている」として、ま
ずエコスが取り上げられている。「品ぞろえを大手総合スーパー並
みに広げた結果、加工食品などの仕入れ効率が悪化し、十分に値下
げができなかった」という。
●そのほか、好調事例として、「均一セールが奏功」したとしてラ
イフコーポレーションが、不振事例として「価格志向への対応が弱
かった」とするいなげやが取り上げられている。
●いずれにしろ、現象としては「セールと値下げ」が出来たか出来
なかったの違いだが、戦略的見地では、「選択と集中」の徹底・不
徹底が勝敗を分けている。
●特にエコスの場合はわかりやすい。品ぞろえの拡散が、価格競争
力の低下を招いてしまったわけだ。「値下げ」とは、値札を書き換
える作業のことではない。それが出来る仕組みの裏付けがあって、
初めて実現し得る技術だ。
●「結局のところ価格競争か、という話では面白くない」と先述し
たが、実のところ、その裏側を読み解くことが大切だ。日頃の戦略
的な取り組みが、いざという時にものを言うのだ。
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■ 今日の教訓 ■
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あなたは、自社が属する業界で成功を収めるためのカギは何か、明
確に意識しているだろうか。そのカギを押さえるために、どのよう
な仕掛けが必要かを意識した上で、戦略を立てているだろうか。そ
れが出来ていないと、環境変化の波に翻弄されることとなる。
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