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2009年05月13日 通巻1922号
女性専用携帯サイト「男の子牧場」 > 「紹介」という成功の大原則

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■■   女性専用携帯サイト「男の子牧場」
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━━━━━ 情報源:日経MJ(流通新聞) 2009.05.13【19面】━

◆ビジネスの展開において、人脈が重要だということは、さまざま
な場面でひしひしと感じる。営業にしろ仕入れや提携の交渉にしろ、
人脈がなければ、まずは先方と「会う」ことすら難しかったりする。

◆したがって人脈は、ビジネスの土俵に上がるためのパスポートで
あり、参入障壁でもある。これを理解しておかないと、効率よくビ
ジネスを展開することができにくくなる。

◆私のところへも、特定の属性を持つ人物や企業を紹介してくれ、
という依頼が、しばしば舞い込む。ネットで検索し、問い合わせメー
ルでも何でも送れば済む、というわけにはいかない、という感覚な
のだろう。

◆実際、どこの馬の骨ともわからぬ人物からのアプローチは、私で
も警戒する。しかし、たとえ相手を知らなくても、知人からの紹介
であれば、警戒心のハードルは、かなり下がる。

◆13日付けの日経MJ(流通新聞)に、「サイバーエージェントは
13日、携帯電話専用の女性向け男性情報サイト『男の子牧場』を開
設する」という記事が掲載されている。

◆これは、「女性が身近にいる男性の名前や写真などのプロフィル
を登録し、友人同士で情報を共有する仕組み」なのだそうだ。背景
としては、最近注目されている「婚活」がある。

◆興味深く感じたのは、「最近の若者は恋人や結婚相手を探す際に
友人の紹介で出会いを求める傾向が強く、牧場が候補男性の紹介を
円滑化できるとみている」という記事の記述だ。

※男の子牧場 → http://otoboku.jp/

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■■   「紹介」という成功の大原則
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●結婚相手をみつけるにも、ビジネスと同様、「人脈」の原則が適
用されるわけだ。確かに、当たって砕けろの精神で、直接アプロー
チして「告白」するよりも、紹介があった方が、交際に結びつく確
率は高そうだ。

●記事によれば、「男の子牧場」では、「女性は職場や学校などで
交友がある男性の写真やニックネーム、紹介文などを入力。ウマ、
ヒツジなどのマスコットを選び登録する」という。それが「牧場」
だというわけだ。

●そして、「女性から友人承認を受けた会員は牧場で気に入った男
性の紹介画面を選び閲覧できる」。「日記やメール、伝言板などの
コミュニティー機能もある」とのことで、「友人のみに限定して」
紹介ができるという。

●人脈作りに活用するビジネス系SNSの、婚活版といったところ
だろうか。いずれの場合も、「紹介」の威力は大きい。口コミによ
るマーケティングも、「紹介」の作用をうまく使ったやり方だ。

●「紹介」の場合、紹介者は一定の責任を負い、「太鼓判」「お墨
付き」を与えているという了解がある。また、紹介者という共通の
知人がいることで、信頼関係も早期に築きやすい。だから、ビジネ
スも恋愛も、話が早くなる。

●つまり、直接のアプローチよりも、わざわざ迂回し、紹介者を介
した方が、結局は効率的なのだ。「急がば回れ」とは、まさにこの
ことだ。これは、「仕組み」というより「原則」ととらえるべきだ
ろう。

●紹介で顧客が増えていくことは、マーケティングの理想の姿だ。
顧客のほとんどを紹介で獲得しているという企業も、現実に多数存
在する。紹介を「偶然」ととらえていては、もったいない。それを
誘発する仕組みづくりについて、真剣に考えてみる価値はあるはず
だ。

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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、紹介により獲得した顧客の比率はどれくらいだ
ろうか。紹介は、売り手にも買い手にも求められている。紹介を誘
発・促進する仕組みづくりを考えてみよう。

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