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2009年05月25日 通巻1927号
電子看板で積極的に情報発信 > 「セールスマン」より「専門家」を目指す

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■■   電子看板で積極的に情報発信
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━━━━━ 情報源:日経MJ(流通新聞) 2009.05.25【11面】━

◆企業が新規事業のネタを考える際、まずは自社の事業ドメインを
定義することから始めるとよいだろう。事業ドメインは、自社の競
争の土俵であり、多くの場合、それが自社の強みを発揮できる領域
となる。

◆個人が起業ネタを考える際も、自分の「ドメイン」は何かを考え
るとよい。もっとわかりやすい表現で言えば、自分の「専門分野」
だ。だから、週末起業フォーラムなどで起業ネタ発想の指導をする
際は、まずは自分の専門分野を決めることをお奨めする。

◆専門分野を決めるということは、その分野における専門家として
自分をブランディングしていくことにつながる。「専門家」の地位
を固めるメリットは、計り知れない。

◆それは、顧客の立場で考えれば明白だ。何か商品を購入するなら、
専門家から買いたいからだ。店主や店員が、自分たちの扱う商品に
関する知識について素人レベルだとしたら、とても買い物する気に
はなれない。

◆したがって、自社の「専門性」をアピールすることは、確実にア
ドバンテージになる。25日付けの日経MJ(流通新聞)に、パソコ
ン専門店チェーンの「PCデポ」に関する記事が掲載されている。

◆記事によれば、「PCデポ」では「5月から店頭に電子看板を設
置、最新のウイルス情報やリコール情報の来店客への発信を始めた」
という。

◆「パソコンなどを脅かすウイルスは生活への脅威で、消費者は対
策情報を求めている」のを受けての施策だが、「専門家がいる店と
しての認知を広めることも狙う」のだという。

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■■   「セールスマン」より「専門家」を目指す
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●具体的には、横行しているパソコンウイルスの種類や製品の安全
・リコール情報のほか、店内の案内なども電子看板で配信している。
「製品の宣伝販促だけでなく、様々なトラブル情報も積極的に発信」
することで、「顧客の信頼を得られる」と考えているとのことだ。

●記事によれば、「従来の家電販売店では、こうした安全問題には
ポスター掲示などで注意を喚起するか、問い合わせがあれば答える
など受身の対応が多かった」という。

●個人が専門家として認められるには、積極的に情報を発信するこ
とが不可欠だ。店舗であっても、それは同じことなのだろう。その
際、売るための情報だけでは、専門家ではなく、単なるセールスマ
ンとなってしまう。

●自店の立ち位置を、「専門家」と「セールスマン」のどちらと考
えるべきかと言えば、やはり前者が望ましいのだろう。顧客は「専
門家」の言葉には耳を傾けるが、「セールスマン」のそれについて
は、眉に唾をしがちだ。

●この施策の効果で、「PCデポ」は「デジタル機器のトラブル時
の駆け込み寺として認知度を向上しつつある」という。店舗として
のブランディングに成功しているわけだ。

●取り扱う商品について、専門家としての情報を豊富に提供してく
れる店は、確かに魅力的だ。最近、電子看板への注目が高まってい
るが、店舗の情報発信ツールとしての効能を考えると、それもうな
づける。

●いずれにしろ、「セールスマン」ではなく、「専門家」という視
点で、自社の発信する情報の質・量についての見直しをしてみるこ
とは有益なはずだ。

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■ 今日の教訓 ■
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あなたの企業では、市場・顧客に対して、どのような情報を発信し
ているだろうか。「セールスマン」ではなく、「専門家」としての
情報発信を重視しよう。信頼を獲得し、ブランディングを図るには、
それが不可欠なはずだ。

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